投資物件の管理

覚えておくと役に立つ用語マンション専門用語の解説

アルコーブ

マンションの共用廊下から住居の玄関ドアを後退させて作る、玄関前のスペースのこと。この部分があることによって、外に出た際に隣人と顔を合わせることが避けられます。しかし、アルコーブも共用部分となりますので、各自で改造・改築することは禁止されています。

共用部分

専用部分以外は、全て共用部分となります。分譲マンションにおいては、エレベーターや廊下、階段、自転車置き場などがそれに当たります。共用部分は、そのマンションの区分所有者全員の共有となります。

区分所有権

マンションなどのように、一棟の建物が構造上、数個に区分されていて、それらが独立し、住居などとして使用されている場合、それらの部屋を所有する権利のことを言います。つまり、分譲マンションを購入した場合は、その部屋の区分所有権を有していることになります。

専用使用権

共用部分に当たる部分を区分使用者が専用使用できる権利のことです。分譲マンションの場合、バルコニーやポーチ、アルコーブや窓枠、窓ガラスなどは通常は無償で使用することができます。しかしながら、所有権は共有者全員にあるため、これらを自由に改築や改造することはできません。また、自転車置き場やルーフバルコニーや専用庭などは、管理組合に使用料を支払うことによって、専用使用できる場合もあります。

定期借地権

借地期間が定められた土地に建てられた住宅や分譲マンションのことを「定期借地権付き」と言います。借地に建てた物件になりますので、地主に賃料を払い、土地を借りることになります。契約期間は、50年が一般的です。一般的に、借地権付きの物件のほうが売買金額は低くなります。

登記

不動産の特定に必要な事項や物理的状況を示し、所有権・抵当権等の権利を公示することを言います。この登記をしなければ第三者への抵抗ができないため、引き渡しの際には、必ず登記をしてからとなります。また、相続した場合や、建物を増築した場合なども変更手続きが必要となります。